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2005年11月06日

水墨画の世界へ… 1.旅立ち

「新、ケイリン、行く?」
その一言から、全てが始まった。

仲の良い通訳のGさんが日本に来ていた時に、中国で楽しい所は何処か?と聞いた事があった。
シンセン(出張先の街)には余り無い。遠くに行かないとネ。と、通訳さん。
しかし中国人と日本人の遠いと云う感覚は少し違ったらしい。こんな壮大な計画になるとは…。

行った先は、中国の内陸に位置する桂林という所。およそ600km(!)も離れている。
金曜夜に出発、夜行バスで10時間以上(!)揺られて、土曜は一泊して、日曜昼頃に
飛行機で帰るという、強行日程だ。
何とも楽しそうでは無いか!これは行かない訳は無い。
21日金曜の夜。
既に着替え等の荷物は会社に持ってきており、準備万端だ。
夜行バスに乗る前に軽く夕食を取る予定なので、定時に終わらなければならない。
はやる気持ちを抑えつつ仕事をこなし、5人揃って早々に退社。

普段より早いので、空は未だ薄ら明るく、それだけで気分はハイになっていた。
中国のファーストフード店(名前忘れた)で夕食を取る。
飯(丼系)と湯(色々煮込んだスープ)と菜(茹でた野菜類)を幾つか頼んだ。
味はまあまあで、値段も安いし、遅くまで営業している(朝6時〜翌2時!)ので
地元の方々にも人気のようだ。ちょうど夕食時で混んでて忙しそう。

いったん家に戻っていたCさんと合流し、長距離バスの営業所に。
待っている間にも大きなバスが通過していく。あんな感じのバスなのかな?
2階建てバスらしいので、日本の深夜バス同様に椅子の席が2階層に並んでいるのを想像していた。
しかし実際に来たのを見ると、2段ベッドが並んでいた。
スペースを稼ぐ為に枕側が少し傾斜して高くなっており、後席の足が入る構造。良く出来ている。
道が悪いのと、サスペンションがヘタっているので、車内は随分と揺れたが、結構熟睡できた。
これで120元(=約1700円)だった、確か。安いもんだ。
guilin101.jpg

どの席(ベッド?)にするかを、5人で相談しながら、僕は最後ろの下段に決める。
たまたま僕の隣の席にいた西洋人が突然、日本人ですか?と声をかけてきた。
ちょっと興奮気味の変な外国人への対応に、一瞬迷ったが、そうですよ。と答えてしまった。
彼の名はフランソワさん。30代、カナダ人。
実は彼、青森で英語の先生をしていたらしい。英語は勿論、日本語もペラペラ。
「せっかく覚えた日本語を忘れたくなかったのデス」と照れくさそうに告白してくれた。
日本での仕事が終わったのでカナダに帰る途中との事。普通の人は飛行機で太平洋横断するが
時間を持て余す彼は、なんと香港→シンセンを通過し、これからモンゴル、ロシア、ヨーロッパと
丸い地球を反対方向にぐるっと回って帰る計画なのだ!そいつはすげぇ!と大いに盛り上った。

寝て、ちょっと起きて、また寝て。を繰り返している間にバスは目的地に到着。
着いたのは朝8時。休憩を加味しても正味12時間近くもバスに乗っていた事になる。
愉快な旅人フランソワさんとも、ここでお別れ。
バスから下りると、観光者目当てに言いよってくる輩がどこからともなく来る。
日本語を話す奴もいるが、ここで日本人かと聞かれても答えてはいけない。
早朝なので人影は少ないが、中華風建物の間に西洋風のレストランやバーもあったりと
不思議な雰囲気。朝の靄がいかにも中華風で、建物の違和感を溶かし出し丸呑みするようだった。

…今日はここまで。
未だ目的地に到着したばかりだけど。
posted by 新(SIN) at 00:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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